SUP初心者のパドルの選びかた

07/14/21 12:15:午後

こんにちわ。沖縄県読谷村のSUP専門店ハレタオーシャンサポートです。今回はSUPには欠かすことのできない道具、パドルについて解説していきます。

・SUP初心者は、どんなパドルを選んだらいいの?

・パドルの種類って色々あるけど、どんな違いがあるの?

・パドルの値段が色々あるのはなんで?

等々、パドルについての疑問にわかりやすく解説していきますので、SUPのパドルに関して疑問がある方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

1.パドルって何?パドルの役目とは

SUPには欠かせないパドルは【漕ぐ】【止まる】【曲がる】といった、車でいうと、ハンドル、アクセル、ブレーキの役目をつかさどる大変重要な道具になります。常にボードの上に乗った状態で、行きたい方向に進んだり、風に流されないよう漕ぐためには、しっかりと自分に合った重さや長さのパドルを使う必要があります。また正しいパドルの向きや、持ち方、漕ぎ方を習得していなければ、パドルの持つ機能を最大限に発揮することが出来ず、すぐに疲れてしまい流されてしまうなど、思わぬ事故にもつながることもあるので、パドルの選びかたや使い方は、SUPを安全に楽しむうえでは大変重要な事といえます。

2.パドルのそれぞれの名称

パドルは、持つ部分【グリップ】、水を搔く部分【ブレード】、しなりやテコの原理によりにより漕ぐ力を倍増させる【シャフト】といった、3つの部分で構成されています。それぞれ部分の材質、大きさ、形、太さによって、用途や価格が変わってきます。

SUPパドル

3.パドルの種類や材質と値段

パドルには、アルミ、グラスファイバー、カーボン(100%のものや混合タイプ)など、様々な材料が多く用いられています。それぞれの材質によって重さ、価格が変わってきます。

おおまかには、カーボン→グラスファイバー→アルミといった順番で、重さは重たくなり、価格は安くなります。

SUPレースなどで使うフルカーボンのパドルは重さ500g以下で値段はおよそ5万円前後、アルミのパドルは重さ1㎏以上の物も多く価格は1万円しない物もあります。また、長さ調整のできない最軽量の(あらかじめ自分の使いやすい長さにカットし接着した)ワンピースタイプ。複数の人数でシェアする時に便利な長さを調整できるツーピースタイプ。3分割に出来て持ち運びにも便利なスリーピースタイプ等の種類もあり、この種類によっても重さや価格が大きく変わってきます。

レースに出たい、SUPサーフィンがしたい、クルージングがしてみたい、浅瀬で子供と遊ぶだけ、等の用途や予算によって、またはご自身の体力などによって、最適のパドルを選ぶようにしましょう。

4.パドルの長さや、ブレードの大きさや形状の選びかた

パドルを選ぶとき、使うときに大事になるのはまずは【長さ】です。3.パドルの種類や材質と値段で説明した通り、パドルの長さ調整ができないワンピースタイプ、使用するときその都度長さ調整できるツーピースタイプや、スリーピースタイプがあります。

パドルの長さの目安は自分の身長+15~20cmと言われています。または、長さ調整がその都度可能なタイプは、パドルを自分の正面に地面から垂直に置いた状態で、そのまま利き手をまっすぐ伸ばした時に、グリップの位置が手首のあたりにくるくらい、に合わせてあげれば大体の長さ調整はできてしまいます。SUPサーフィンに使用する場合には身長くらい~+10cmなどを目安に調整してあげると、軽量かつ素早いパドルワークにつながります。

パドルの形状や大きさに関しては、ブレードの形が細長いものがレース向き、幅の広いものがSUPサーフィン向きといわれています。ブレードの形状が細長いものの方がパドルの抜けが良く、常に一定の回転数で長時間漕ぎ続けても疲れにくいのでレース向きで、逆にブレードの幅の広いものは水を搔く量が増えることで、SUPサーフィンの時のような止まった状態から一気に加速する様な漕ぎ方を繰り返すような場合に適しているといえます。

パドルの商品名の中に、○○○○85や、○○○○SLIM 75または、○○○○○skinny 80などの、数値はブレード部分の表面積、SLIMやSkinnyはシャフトの太さなどを表していることが多いので、パドル選びの時の形状の参考にもなります。

SUPパドル

5.用途別のパドルの選びかた

では、どのようにパドルを選んでいけばいいのでしょうか。

まずはレースに出場したい、SUPサーフィンをしたいといったSUPに関して高い目標のある方は、少なくとも500g前後のカーボン製のパドルを使用することをおススメいたします。なぜなら、SUPレースやSUPサーフィンでは、本人のスキル+パドルの性能がパフォーマンスにとても大きく関わってくるからです。

おススメは【フルカーボンのワンピースタイプ】

パドルの長さや形状は、使う人の体形や、レース用かサーフィン用かで変わってきます。レースで使うなら、シャフト長さは身長+15㎝前後、ブレードの大きさは約75~80、ブレードの形状はやや細長タイプ。SUPサーフィンで使うなら、シャフト長さは自分の身長と同じくらいか、+5~10㎝程度、ブレードの大きさは80~85、ブレードの形状は幅広タイプ。といったところを目安に選びます。ただ、これは個人によってかなり差があり、あくまで目安になります。そして、フルカーボンのワンピースパドルは一番高価なパドルになるので、ネットで調べるよりショップなどの人と直接相談して決めるのが良いでしょう。

次に、これからSUPを始めるSUP初心者の方、または普段はクルージングだけだけど、たまにSUPサーフィンもしてみたいかな?といった方に

おススメは【カーボン製ツーピースパドル、グラスファイバー製ツーピースパドル】

これらの最大の利点は、専用のアジャスター装置によって、長さをその都度、使う人の体形や用途に合わせて変えられるということです。お友達や家族とシェアしたり、クルージングやSUPサーフィンの時に長さも調節できるので、1本あれば様々なシーンに合わせて使うことが出来ますので、これからSUPを始められる方におススメです。またカーボンタイプのツーピースタイプであれば、そこまで重さも気にならないので、体力的に自信がない女性や子供も無理なくパドルすることが可能です。グラスファイバー製の物は重さはカーボン製の物に比べると重たく感じますが、カーボン製に比べて強度もあり、約4割ほど安く購入できるものが多いので、使用頻度や用途によって検討するといいでしょう。

最後は、とにかく安く揃えたい!年間の使用頻度はほとんどないけど、近くに湖や穏やかな海があるから、ほんの少し遊び程度に…という方に

おススメは【アルミ製のツーピースパドル】

とにかく安いです。平均して1万円しないで購入できるものが多いです。カーボン製のパドルなどと比べるとおよそ1/4ほどの価格で購入可能で、とっても頑丈。穏やかで風のない水平面や、ビーチの近くを少しクルージングするだけの人、普段はしまっておいて、お客さんが来た時に水遊び程度に遊ぶためだけにSUPを購入した、という方には、とにかく安く頑丈なアルミ製パドルがおススメです。インフレータブルのSUPと組み合わせて購入されたり、もしくはインフレータブルのSUPとセットで売られていることも多いです。

ただ、とにかく安く器材を揃えてSUPを始めて、SUPにハマってしまうと良い(軽い)パドルが欲しくなる…ということは大いにあり得ますので、「最初から軽いパドル買っておけばよかった!」と後悔されないように検討してみてくださいね。(笑)

6.実際にスクールやツアーに参加して、色々なパドルを使ってみる

これが一番失敗しないパドルの選びかたです。(笑)弊社でも色々な種類のSUPパドルを実際に使っており、実際に持ってみたり、使ってみたりするとそれぞれのパドルの特徴がとてもよくわかります。近くにSUPのツアーをやっているお店があれば、実際にそのお店のツアーに参加してみれば、きっとパドル購入のイメージがより明確になるでしょう。

数万円のパドルを買った後に失敗して買いなおすより、数千円のツアーやスクールに参加して実際に色々なパドルを使わせてもらうのが一番確実!またパドルの正しい使い方や、メンテナンス方法などの取り扱いに関して注意事項も教えてくれるので、ぜひ直接お店が近くにある人は、問い合わせてみてくださいね。

まとめ

SUPのパドルには種類や材質によって、値段や用途も様々あります。高いから良い、安いから良くない、ということではないので、使い方に合った正しいパドルの選びかたの参考になれば幸いです。

ただしどんなにいい機材を揃えても、正しい道具の使い方、メンテナンス方法、当日の風向きや風速などの海のコンディションを正しく理解していないと、思わぬ事故に遭遇する原因になります。海で遊ぶということは常に危険と隣り合わせだということを、常に念頭に置き【安全第一】で楽しんでいただければと思います。

もしSUPに関して詳しく知りたいということであれば、弊社ツアーやスクールに1度参加してみてくださいね。ツアーメニューはコチラ【DAY&モーニングSUP】【サンセットSUP】【ナイトSUPお問い合わせはハレタお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

 

 

 

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